就農に向けて 22歩目

就農に向けて 22歩目

アイキャッチ画像から、農業とは関係のない内容じゃないか、と思われたと思いますが、どうぞ、最後までお付き合いください(笑)

昨日、友人と恩師が発起人となって開催したコンサートに賛助として行ってきました。(元々は音楽関係出身なもので…)そこで、高校・大学時代の友人や恩師と再会し、とても懐かしく、暖かい気持ちになった時間でした。

その友人の中で、3児の母となった友人がいて。
「チカちゃん、農業始めたんだって?」とどこからか、私のことを聞いたらしく。
「実は、私も興味があって…やろうかと…」と。
今、食の安全を一番心配している人たちは、小さいお子さんを持ったお母さんやお父さんだろうと思います。彼女も、子供のことを考えると、と言っていました。

脱サラ的な感じで百姓を志していると、
「なんでまた、農業なんて」とか
「前の仕事の方が安定してだろうに…」とか
自分の選択したことに対して、割とマイナスなお言葉を頂くことが多いな、と感じています。
その時は、
「あはは、そうですねー」と聞き流しているのですが、
一番悲しくなることが、そういうマイナスな言葉をおっしゃるのが、農業に携わっている方が多い、ということ。
確かに、自然を相手にして経営を成り立たせていくことの大変さ、どれだけ頑張っても価格変動に振り回されてしまう現状、過酷な野外での作業、TPPや国・県の政策に翻弄される現状、等々、大変な事が多い職業なんだと思います。
でも、人の命に関わる仕事、である農業は、本当はもっと尊い、評価されるべき職業だと思うのです。同じ、命に関わる仕事である医者と、百姓。皆さんは、この二つの職業にどんなイメージを持たれてますか?

私は、農業は命に関わる仕事なんだ、ということを根本に百姓になりたいと思っています。そして発信していきたいと思っています。
農業=きつい・汚い・儲からない・評価されない
だから、「なんでまた、農業なんて」という言葉が出てしまうのかな、と思います。
現場から、「農業はいいよ!大変だけど、やり甲斐があるよ!自分たちがみんなの健康を守ってるんだ!しっかり考えてやれば儲かるよ!」っていう言葉が溢れるには?
どの仕事も大変なんだから、自分がやっていることに対して誇りを持てるかどうかだろう、と。
食の安全、人の命は農業が支えています。作り出しています。守っています。
私は、そういう誇りを持って携わっていきたいと思います。
友人との再会で、また強く、この就農に向け確信を持ったのでした。

さぁ、明日からまた頑張るぞ。(しかし、今年は台風が多いなーー。)

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オランダ坂を登っていくと、活水女子大学の横にある、ラッセル記念館(昨日のコンサート会場)。素敵なところでした。来年も「平和讃歌2019」あるそうなので、みなさんご来場ください。(最後は宣伝です(笑))